Linuxのよく使うコマンドメモ(オプションや例も紹介)
前置き
ふと使いたいときに、構文やオプションまではっきり覚えていない場合が多々あります。
なので個人的によく使うコマンドやオプションをまとめました。
あくまで個人的なので、全てのパターンを記載するようなものでは無いのでご了承ください。
ちなみにある程度コマンドの基本はわかっている体で紹介しています。
ファイル操作
grep(ファイル内検索)
大文字小文字区別せず、再帰的に検索
キーワードがちょっとあいまいな時、「-i」で大文字小文字区別せず検索します。
あとはディレクトリ配下すべて「-r」で検索します。
grep -i -r "検索文字列" /
対象外フォルダを指定し、再帰的に検索
特定のディレクトリは検索対象に外したいとき、「--exclude-dir」を指定します。
あとはディレクトリ配下すべて「-r」で検索します。
ディレクトリ名を値として指定します。
grep --exclude-dir=var -r "検索文字列" /
複数指定する場合は、{}内にカンマ区切りで指定します。
grep --exclude-dir={proc,tmp} -r "検索文字列" /
正規表現を使用して検索
オプションなしでも正規表現を使用できます。
ただし、一部の正規表現しか使用できないので、「-E」を指定します。
grep "正規表現キーワード" /
grep -E "正規表現キーワード" /
該当文字のみを表示
設定ファイルから、バージョンを取得したいみたいなときに使います。
正規表現を指定して、そのままパイプでつないで他のコマンド等に使います。
ディレクトリ内検索では使用できないので、ご注意ください。
grep -E "正規表現キーワード" ./setting.conf | mkdir
find(ファイル名検索)
ファイル名から検索
「-name」の後に、ファイル名を指定して検索します。
ワイルドカード「*」も使用できます。
find / -name "*ファイル名*"
対象ファイルにコマンドを実行
検索対象ファイルに対して、「-exec」の後にコマンドを実行できます。
{}は全ファイル指定に、;は固定で最後に指定します。
find / -name "*.tmp" -exec rm {} \;
mkdir(フォルダ作成)
親ディレクトリも作成しつつ、ディレクトリ作成
指定した親ディレクトリがなくても、すべて作成します。
mkdir -p ./var/logs/access
パーミッションを指定して作成
作成時に「-m」でパーミッション指定します。
mkdir -m 644 ./work
cp(コピー)
強制的に上書き
確認なしで上書きします。
cp -f ./setting.conf ../conf/setting.conf
コピー先をディレクトリにすると、同名でコピーします。
cp -f ./setting.conf ../conf/
ワイルドカード「*」も使用できます
cp -f ./*.conf ../conf/
ディレクトリ内すべてをコピー
コピー元の中身もすべてコピーします。
cp -r ./conf/ ./backup/
mv(移動)
確認なしで上書きします。
mv -f ./setting.conf ../conf/setting.conf
rm(削除)
ディレクトリを削除
ディレクトリを削除するには、「-r」を指定します。
rm -r ./conf/
chmod(権限)
再帰的に権限を変更
再帰的に権限を変更します。
chmod -R 755 ./web/
ファイルのみ「644」に設定
findコマンドを併用することで、ファイルのみパーミッション変更します。
find . -type f -exec chmod 644 {} \;
フォルダのみ「755」に設定
findコマンドを併用することで、ディレクトリのみパーミッション変更します。
find . -type d -exec chmod 755 {} \;
chown(所有者)
再帰的に所有者を変更
再帰的に「ユーザ:グループ」を変更します。
chown -R web:users ./web/
ネットワーク
netstat(通信状況を表示)
「-a」ですべての接続を表示、
「-n」で名前解決をせずに表示、
「-t」でtcpのみを表示、
「-p」でプロセスIDとプログラム名を表示します
netstat -antp
サーバー
service, systemctl(サービス管理)
サービスを再起動
「service」コマンドは、サービス名の後に操作、
「systemctl」コマンドは、操作の後にサービス名です。
よくごっちゃになります。
service httpd restart
systemctl restart httpd
その他
kill(プロセスキル)
強制終了
問題があり通常の「kill」コマンドで終了できない場合、
「-KILL」を指定することで強制終了させます。
kill -KILL 12345
shutdown(電源操作)
即時に再起動
「-r」で再起動、さらに「now」を指定して即時再起動します。
shutdown -r now
まとめ
個人的によく使うコマンドまとめでした。
あくまで備忘録程度なので、何かの参考になれば幸いです。
以上、ここまで見ていただきありがとうございます。
皆さまの快適な開発ライフに、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。