自宅からアクセスできない?ヘアピンNATとは?
自宅内からだけアクセスできない!
例えば自宅でWebサーバを作り、ドメインを取得してアクセスを試みてみた。
外出先やスマホのキャリア通信ではアクセスできたのに、
なぜか自宅内からだけアクセスできない…
みたいな灯台下暗しの症状に出会ったことはないでしょうか?
なぜアクセスできないのか?
原因はルーターです。
ヘアピンNAT(NATループバック)と言われる機能がありまして、
その機能がルーターに搭載されているかで変わってしまいます。
ヘアピンNATとは?
NATとは?
まず改めて、「NAT」というのはLAN内(内側)プライベートIPアドレスと、
インターネット(外側)のグローバルIPアドレスを、変換してくれる機能です。
ヘアピンNATとは?
ヘアピンNATとは、LAN内にある機器にドメインでアクセスする際、
ルーター自身で折り返して通信を行ってくれる機能のことです。
ヘアピンNATがないルーターだと、インターネット(外側)にアクセスをしに行って、
結局見つからずに、迷子になってしまいます。
ヘアピンNATがあるルーターだと、インターネット(外側)にアクセス行くのではなく、
いったん外側に行きますが、直後に外側から来たかの如く自身に帰ってくるようにします。
そのおかげで、LAN内からドメイン経由でアクセスできます。
ヘアピンのように、Uターンして帰ってくることから「ヘアピンNAT」と呼ばれるみたいです。
対応ルーター
公式ホームページ等のスペックでは書かれていないことが多く、
管理画面等で設定を変更することも出来ないことが多いです。
そのため、対応しているルーターに買い替えるくらいで、
悲しいですが、自分ではどうにもできないことが多いです…。
まとめ
以上、ヘアピンNATの紹介でした。
灯台下暗しすぎる…。
本当にもどかしい仕様でした。
以上、ここまで見ていただきありがとうございます。
皆さまの快適な開発ライフに、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。