SynologyのパッケージセンターのApacheについて

投稿 2022年9月11日

更新 2022年9月11日

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SynologyのパッケージセンターのApacheについて

~ 目次 ~

パッケージセンターのApache

ディレクトリ構成

コマンド

SSL証明書

nginxとの共存

まとめ

パッケージセンターのApache

Synologyのパッケージセンターにある「Apache」


バージョンのディレクトリ構成やコマンド等を紹介します。


今回はApache2.4のバージョンで説明します。

ディレクトリ構成

Apacheのホームディレクト

Apacheのいつものディレクトリがあるのは、以下のパスです。

/usr/local/etc/apache24

いくつかのディレクトリは、シンボリックリンクで配置されています。

conf

上記の通り、シンボリックリンクになってます。

/usr/local/etc/apache24/conf

シンボリックリンクの先はvarのほうです。

/var/packages/Apache2.4/target/usr/local/etc/apache24/conf

logs

これもシンボリックリンクになってます。

/usr/local/etc/apache24/logs

シンボリックリンクの先はvarのほうです。

/var/packages/Apache2.4/target/usr/local/etc/apache24/logs

modules

これもシンボリックリンクになってます。

/usr/local/etc/apache24/modules

シンボリックリンクの先はvarのほうです。

/var/packages/Apache2.4/target/usr/local/etc/apache24/logs

パッケージ設定

Apacheの設定と似たような感じで、ディレクトリがあります。

こちらはApache自体の設定ではなく、パッケージを管理する設定だと思われます。

/var/packages/Apache2.4/conf/

コマンド

サーバコントロール

パッケージのApacheを起動・停止するコマンドは以下の通りです。

起動

synopkg start Apache2.4

停止

synopkg stop Apache2.4

再起動

synopkg restart Apache2.4

Synologyは基本的にパッケージで管理されているため、

通常のApacheのコマンドより、パッケージに合わせたほうがいいかと思います。


このコマンドが、GUIで操作する内部コマンドになってそうです。

基本的なコマンド

通常のApacheのコマンドの中で、よく使うのは以下の通りです。

シンタックスチェック

パスが通されていないので、フルパスで実行します。

/var/packages/Apache2.4/target/usr/local/bin/httpd24 -t

普通のApacheでいう、「httpd」コマンドですね。

SSL証明書

Apacheで使用されている証明書は、他のものと同じものです。


nginxやDSMで使用されているものと同じのため、以下のパスに配置してあります。

/usr/syno/etc/certificate/system/default

もちろん独自に変更することも可能です。

nginxとの共存

Apacheを運用するうえで、一つ注意点があります。


Synogyがnginxベースで動いており、

そのnginxが80番ポート・443番ポートが使われております。


同じnginxで同じポートを使うのであれば、振り分けることが可能です。

しかし、nginxとApacheであれば話が変わります。


Apacheではnginxと同じポートは使用できない、と考えておいたほうがいいです。

まとめ

SynologyのパッケージのApacheについてまとめました。

Synologyがnginxで動いているせいで、少し使いにくいですが、

まだまだApacheも健在ですね。


以上、ここまで見ていただきありがとうございます。

皆さまの快適な開発ライフに、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。

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